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2003年2月3日
富士重工業(竹中 恭二社長)は、石川島播磨重工業(伊藤 源嗣社長)の関係会社で本日設立された新潟トランシスと、これまで富士重工業が行ってきた鉄道車両製造事業のノウハウを活かすために要員を出向させるとともに、あわせて、これまで富士重工業が生産した車両についてのアフターサービス・保守業務を新潟トランシスに引き継ぐなどの相互協力を行うことに合意し、本日、新潟トランシスとこの件に関連する諸契約を結んだ。
今回の合意内容の詳細は、下記の通り。
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1. |
富士重工業から新潟トランシスへの要員の出向 富士重工業の鉄道車両製造事業にたずさわる人員のうち、営業、設計、品質保証に関係する要員約30名を新潟トランシスに出向させ、新潟トランシスの業務履行に協力する。 |
2. |
富士重工業が行うべき鉄道車両のアフターサービス・保守業務の新潟トランシスへの継承 新潟トランシスは、富士重工業に代わって、富士重工業が生産した鉄道車両のアフターサービス・保守業務を行っていく。 富士重工業は、新潟トランシスに対し、新潟トランシスが業務を実施する上で必要な図面、マニュアルなどの資料を無償供与するほか、富士重工業が保有している鉄道車両の補用部品や機械設備を売却する。 |
富士重工業は、2003年3月末をもって鉄道車両の新規生産を終了する。今回の新潟トランシスとの契約により、人員支援の形で雇用を確保するというメリットを得ることができ、また、今後のアフターサービス・保守事業を効率的かつ安定的にユーザーに提供することが可能となる。
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 【新潟トランシス株式会社の概要】 |
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本 社 |
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東京都中央区八重洲2-9-7 |
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代 表 者 |
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関根 三馨 代表取締役社長 |
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資 本 金 |
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10億円(出資比率:石川島播磨重工業70%、日本政策投資銀行30%) |
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従業員数 |
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約200名(富士重工業からの出向者約30名を含む) |
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事業内容 |
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鉄道車両・産業用車両・除雪機械などの製造・販売、 案内軌条式鉄道システムの設計・製作および建設 |
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