2002年10月25日
富士重工業、SIAを完全子会社化することでいすゞ自動車と基本合意 |
富士重工業(竹中 恭二社長)は、米国においていすゞ自動車(井田 義則社長、以下いすゞ)と運営している合弁会社スバル・いすゞオートモーティブインク(以下SIA)のいすゞ分の株式を買い取り、2003年1月1日より完全子会社化することで、いすゞと基本合意にいたり、本日、覚書を結んだ。
今回、基本合意にいたった主な内容は、以下の通り。
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1. |
富士重工業は、いすゞ保有のSIA全株式(SIA株式の49%)を買い取り、SIAにかかわる提携関係を解消する。 |
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2. |
富士重工業は、SIAでのいすゞ車生産を受託する。 |
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3. |
両社の提携関係解消にともなって生じるSIAの損失費用については、いすゞが負担する。 |
詳細の条件については、今後の交渉で確定し、12月中旬までに正式契約を行う予定である。
富士重工業といすゞは、1986年合弁による米国現地生産の基本協定に調印し、翌年のSIA設立、1989年の生産開始以来、長年に渡って順調にSIAの運営を共同で手掛けてきた。本年4月には、SIAにおける両社あわせての累計生産台数は、200万台を達成している。
しかしながら、富士重工業の新中期経営計画"Fuji Dynamic Revolution - 1"、いすゞの「新3ヵ年計画」に基づき、両社で新たな枠組みについての検討を始め、本日の合意にいたったものである。
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