2002年7月10日
スバル フォレスター 米国道路安全保険協会の衝突試験で最高の評価を獲得 |
富士重工業(竹中 恭二社長)は、今年2月にフルモデルチェンジを発表した「スバル フォレスター」が、米国の道路安全保険協会(the Insurance Institute for Highway Safety、略称IIHS)が行った衝突試験において、最高の評価である"good(良い)"を獲得するとともに、その中でもさらに評価が高く推奨される"best pick(最良の選択)"に選ばれたと発表した。
これまで小型SUV(スポーツ・ユーティリティ・ヴィークル)クラスで"best pick"に選ばれた車はなく、今回、スバル フォレスターは、このクラスで初めて"best pick"に選ばれた2台のうちの1台となった。
この衝突試験は、時速40マイル(約64キロメートル)での前面オフセット衝突で、運転席側を障害物にぶつけるもの。評価は、この試験によって乗員が障害を受ける危険性や車体の乗員スペースの変形度合い、衝突時の乗員拘束装置の性能に対して行われ、"good"を最高に4段階にランクされる。
富士重工業は、スバル フォレスターに全方位対応の衝突安全性能で従来から高い評価を得ている新環状力骨構造を採用している。加えて、新たにフロントクラッシャブルゾーンに前面オフセット衝突対応のサブフレームを配し、衝突エネルギーを効果的に吸収・分散する改良を行い、今回の高い評価につながったものである。
スバル フォレスターは、同じくIIHSが行った、バンパーの衝撃吸収性能を修理コストで評価する時速5マイル(約8キロメートル)の低速衝突試験でも、最高評価"good"を得ており、この2つの試験でそれぞれ最高の評価を得た唯一の小型SUVとなった。
スバルは、安全を重視した車づくりを行っており、過去にIIHSが行った衝突試験でもレガシィ、インプレッサとも"best pick"に選ばれている。今回のフォレスターの結果で、米国でのスバル車3車種が"best pick"に選ばれたこととなる。
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