2002年6月25日
富士重工業(竹中 恭二社長)は、このたび2001年度の環境保全に係わる活動実績をまとめた「2002環境報告書」を発行した。本報告書は、一昨年の「2000環境報告書(2000年9月発行)」、昨年の「2001環境報告書(2001年6月発行)」に続くものである。同社は、自動車を中核とした輸送機器メーカーとして、商品の開発から生産、使用、廃棄に至るまで、すべての段階において環境負荷を低減する活動を展開すること、また、その活動を広く公開することが重要であると認識して取り組みを進めており、環境報告書はその活動状況をまとめた年次報告書として継続的に発行している。 「2002環境報告書」はA4版、56ページからなり、2001年度の環境保全に係わる活動の実績について、具体的に説明を行っている。今回報告する主な内容は下記の通り。 1. 環境マネジメント ・・・ 地球環境保全に関する富士重工業の新しい計画である「環境保全取り組み計画(2002年度~2006年度)」を掲載。環境会計においては、環境省の環境会計ガイドラインを基本に当社独自の算定方法により算出し、2001年度の環境保全コストについては、254億円(2000年度217億円)、経済効果は10億円(2000年度12億円)であった。 * 金額は億円未満を四捨五入
2. 商品 ・・・ フルモデルチェンジした新型フォレスターでは全車が2010年燃費基準を達成。新型フォレスターにおける環境対応やスバル車の2010年度燃費基準への対応状況、低排出ガス車の対応状況などを紹介。その他、風力発電システム、新型汎用エンジン(EXシリーズ)などについても紹介している。 3. 生産過程 ・・・ 2001年度は廃棄物発生量を1990年度に対し97%削減。宇都宮事業所と埼玉製作所では、2001年9月に焼却炉を停止し、さらに2002年3月ゼロエミッションを達成している。また、群馬製作所では塗料カス原料化プラント「塗料カスリサイクル工場」が本格的に稼動を開始した。 4. リサイクル ・・・ 設計・生産・廃棄の各段階におけるリサイクルへの取り組みについて報告。具体的には、新型フォレスターにおける解体性の改善事例、リサイクルに配慮した材料の使用例などを紹介。なお、新型フォレスターは、鉛使用量の2005年削減目標(*)を前倒し達成。
5. 関係会社における環境保全活動 ・・・ 富士重工業の関係会社において、環境負荷が多い製造関係および輸送関係合計7社の環境保全活動の実績について、環境会計、PRTR、その他環境パフォーマンスについて報告している。 なお、報告書の内容は、6月26日以降インターネットのホームページで全文を掲載するほか、希望者には無償配布を行う。 環境報告書の問合せおよび申込先 富士重工業株式会社 環境総合推進室 TEL 03-3347-2036 FAX 03-3347-2015
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