2002年4月16日
富士重工業(竹中 恭二社長)は、関係会社で農林業機器やエンジン、消防ポンプなどの製造・販売を行っている富士ロビン(大泉 雅靖社長)が開発した同クラス世界最小・最軽量(※)のミニ4サイクルOHVエンジンEH035(33.5㏄)を、ロビン汎用エンジンのラインナップに加えた。 ※2002年4月現在、富士重工業調べ
ロビンミニ4サイクルエンジンシリーズでは、1999年に導入された EH025が既に草刈機などの小型作業機械に搭載され、優れた操作性と作業性から市場で好評を得ており、今回発売するEH035は、総排気量が1クラス上のシリーズ上位機種となる。 EH035は、小型作業機械に搭載される汎用エンジンとして、地球環境保護への積極的な対応を目指し、従来の同クラス2サイクルエンジンとの比較で、燃料消費率の半減や、排出ガスの大幅なクリーン化(HC+NOx排出量は従来の2サイクルエンジンの1/10)を実現した。さらに、2サイクルエンジン並の小型・軽量・高出力化とともに、全方向傾斜運転を可能とした。 富士重工業は、EY(SVエンジン)、EH(OHVエンジン)、EX(傾斜型OHCエンジン)の各シリーズに加え、ミニ4サイクルについてもシリーズ展開の充実を図ることにより、ロビンブランドの4サイクル汎用ガソリンエンジンのラインナップをより一層強化し、環境対応の先取りを目指す機器メーカーの要望に応えてゆく。 富士重工業からOEM供給先である国内機器メーカー各社へのEH035エンジン単体の販売は、5月以降開始の予定。 |
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<ロビンミニ4サイクルEH035の主な特徴> | |||||||||||||||||||||||||||||||
1. | 同クラス業界最小・最軽量の4サイクルエンジン 既存の同クラスエンジンに対し、体積で▲17%、乾燥質量で▲3%の小型軽量化を実現。 |
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2. | 高性能・低燃費 同クラスの2サイクルエンジンと比較しても遜色のない高出力と、優れた経済性を両立。 |
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3. | 優れた耐久性・信頼性 シリンダ内面に硬質クロームメッキを施し、ピストン材にハイシリコンを採用。耐磨耗性を向上。 オイルシールには、最高級材質のフッ素材を使用し、信頼性を向上。 |
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4. | 高速性・加速性 動弁系の軽量化など慣性質量の低減により、2サイクルエンジン並のストレスのない運転作業を実現。 |
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5. | クリーンな排出ガス 4サイクルエンジン技術によって、米国カリフォルニア州大気資源局(略称CARB:California Air Resources Board) および米国環境保護庁(略称 EPA:Environmental Protection Agency) の排ガス規制の第2段階規制値をクリア。 さらに、オイル垂れ・白煙・悪臭を極力低減した、クリーンな排出ガスを実現。 |
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【主要諸元】 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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