2002年3月28日
富士重工業(竹中 恭二社長)は、欧州でのスバル事業を統括する会社「スバル ヨーロッパ社」を設立、4月1日から業務を開始する。
スバル ヨーロッパ社の資本金は、1,774千ユーロで、100%富士重工業が出資。本社をベルギー ザベンタムに、支社をドイツ インゲルハイムに置く。社長には、富士重工業欧州駐在員事務所長兼スバル パーツ ヨーロッパ(略称:SPE)社長の佃 浩洋が就任する。業務開始時の従業員数は23人を予定している。
新会社は、部品用品の販売や現地調達用品の企画開発・販売などを行う部品用品部門、現地生産車種(ジャスティ)の取扱いや新車の販売促進業務などを行う車両販売部門、欧州認証取得のフォローや情報収集などを行う認証部門、購買情報の収集・提案や取引先管理などを行う購買部門、特約店サービス支援やワランティ関連業務などを行うサービス部門の5部門から成る。当面は、富士重工業からの委託業務を中心に行っていく。
これまでスバルの欧州事業は、欧州駐在員事務所とSPEとで業務を分担していた。これらをスバル ヨーロッパ社に統合することでコスト削減を実現するとともに、全部門一体の体制として情報の共有化を図り、スバル ヨーロッパ社主導で欧州での販売体制を再構築し、より一層の拡販や事業強化につなげていく。また、将来的には富士重工業としての欧州戦略の企画立案にも現地統括の立場から関与できる体制づくりを目指していく。
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