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2001年9月14日

GM、スズキ、富士重、いすゞ4社、
共同でe-ビジネスに本格参入

 

 米ゼネラルモーターズ(社長兼CEO:リチャード・ワゴナー、本社:米国ミシガン州デトロイト、以下「GM」)、スズキ株式会社(代表取締役社長:戸田 昌男、本社:静岡県浜松市、以下「スズキ」)、富士重工業株式会社(代表取締役社長:竹中 恭二、本社:東京都新宿区、以下「富士重」)、及びいすゞ自動車株式会社(代表取締役社長:井田 義則、本社:東京都品川区、以下「いすゞ」)は本日、オンラインによる自動車購入支援サービスを事業の核とするe-ビジネスへの参入を正式に発表した。

 これにより、GMと日本における同社の戦略的提携先企業3社(以下提携先3社)は、日本におけるe-ビジネス分野に、4社共同としては初めて本格参入することになる。

 また、GM、スズキ、富士重の3社は合弁で、このビジネスを運営するための新会社「日本オートウェブサービス株式会社」をこのほど設立した。そして新会社は、「バイパワージャパン」サイトを本日公開し、運営を開始した。

 バイパワージャパン(http://www.buypower.co.jp)は、オンラインの自動車購入支援サイトである。消費者はバイパワージャパンのウェブサイトを通じて、GM、スズキ、スバル、いすゞそれぞれの車両(一部商用車を除く)から、希望する車型および装備を検索、選択し、バイパワージャパンサービスに加入している各社の最寄りの販売会社に見積りを依頼することができる。対象は、軽自動車から高級輸入車まで、65車種、179のバリエーションにおよび、最適な車両の選択が可能となる。また、検索した新車情報をマイページにストックしたり、カーライフに関する最新の情報を得ることも可能となる。

 GM及び提携3社は、日本でキャデラック(Cadillac)、サーブ(Saab)、オペル(Opel)、シボレー(Chevrolet)、スズキ(Suzuki)、スバル(Subaru)、いすゞ(Isuzu)の7つのブランドを展開しているが、GMグループとしてe-ビジネスを推進し、インターネットの持つ無限の可能性を最大限に利用することにより、既存および新規の顧客とのビジネスを、さらに拡大・成長させる機会を創造する計画である。

GM上席副社長兼e-GM社長、(e-Commerce担当)
Mark T. Hogan(マーク T. ホーガン)は、

 「新会社は、GMがグローバルに展開しているe-ビジネスの経験とツールを利用することができる。インターネットの既存の技術と新しい技術を組み合わせ、インターネットに精通している洗練された日本の顧客のニーズに応える最先端のe-ビジネスソリューションを提供する。日本は、アジアの中で最大のインターネット先進国であり、e-Commerceで62%(約95億米ドル)に成長している。」と語った。

GM上席副社長、GMアジア太平洋地域社長兼CEO
Rudolph A. Schlais(ルドルフ A. シュレイス, Jr.) は、

 「この前例のない動きは、アライアンスの力を示している。4社のグループとしての昨年の売上は、国内総売上の約17%に達し、日本で第2位の売上を記録している。今現在も、1200万台もの我々の車が路上を走行しているのである。このことは、新会社は既に多数の潜在顧客を獲得しているといっても過言ではない。」と語った。

GMは、スズキ株を20%、富士重株を20%、いすゞ株を49%保持している。

   
  < 日本オートウェブサービス株式会社 会社概要 >

 
商号 日本オートウェブサービス株式会社
英文表記 Japan AutoWeb Services Inc.
所在地 東京都渋谷区東3丁目16番3号
設立 2001年9月
資本金 11億3000万円
出資比率 GM(60.2%)、スズキ(19.9%)、富士重(19.9%)
取締役構成 GM   3名
スズキ   1名
富士重   1名
日本オートウェブサービス   1名
執行役員 松井 隆(代表取締役社長兼最高経営責任者)
浜崎 健司(最高財務責任者)
丸田 靖生(最高マーケティング責任者)
豊丹生 信隆(最高情報技術責任者)
 
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