2001年6月25日
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富士重工業(社長:田中 毅)、住友商事(社長:岡 素之)は、両社が共同開発したエレベータ連動清掃ロボットシステムを、このたび、東京都中央区に誕生した未来型都市「晴海アイランド トリトンスクエア」の先進性を備えた高層オフィス棟3棟に納入した。 | |||||
今回、納入したエレベータ連動清掃ロボットシステムは、富士重工業の無人清掃ロボット "ロボハイター"とエレベータを連動させ、無人での上下階の移動を可能としたもの。 無人清掃ロボットが、所定の格納場所から自動的に発進、独力でオフィスビルの各階を順次移動し、共用のエレベータホール及び廊下の床面清掃を行った後、最後に元の格納場所まで戻って停止するという、世界初のシステムである。 今回のシステムは、高層ビルに納入されるものとしては初めてのものであり、晴海トリトンスクエアのオフィス棟であるY棟(地上39階地下4階)、Z棟(地上33階地下4階)、W棟(地上19階地下1階)の3棟に、無人清掃ロボットをそれぞれ3台、3台、1台の計7台を納入した。超高層棟のY棟、Z棟では、低層、中層、高層の各バンク毎に、ロボット1台が清掃を行う対応としているが、W棟では1台のロボットが低層、高層の2台のエレベータを乗り換えて階層を移動するという革新的且つ画期的な運用が行われている。 無人清掃ロボットのビル内の各階移動は、無人清掃ロボット自身が現在どの階にいるかを認識し、次の行先階を決定、無人清掃ロボットとエレベータ設備に設置された光伝送装置の通信により、人間がエレベータのボタンを押し、乗降するのと同様の操作により可能となっている。清掃を実施する階はスィッチで任意に選定できるほか、毎日の清掃によるロボットの車輪の轍を防ぐため、曜日ごとに走行経路をずらす機能も組み込んでいる。 この無人清掃ロボットを使用することで、従来人手で行われていた廊下やエレベータホールなどオフィスビル共用部分の清掃作業の、機械化、省人化、コスト低減、清掃品質の均一化を実現できる。本システムは若干の改修工事で既存ビルに導入することも可能であり、住友商事、富士重工業の両社では、今後、大手デベロッパー、再開発組合、ビル管理会社などに対し、新設ビル向けだけでなく既設ビル向けとしても積極的に拡販していく予定である。 |
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以 上 | |||||
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