2001年5月17日
富士重工業(田中 毅社長)の塵芥収集車フジマイティーは、本日、1962年3月の生産開始から39年間で、累計生産5万台を達成しました。 富士重工業が塵芥収集車の生産を始めたのは、第18回オリンピック東京大会を控えた東京都が、米国ニューヨーク市に勧められたこともあり、都市美化の取り組みの中で、塵芥収集車の国産化を同社に持ち掛けたことによります。同社は、当時ニューヨーク市清掃車の80%を生産していた米国のガーウッド社(現在は米国サージャント社に吸収されている)と1961年に技術提携を結び、1962年3月初の国産塵芥収集車ロードパッカーLP101(荷箱容積
10m3)を東京都に納入いたしました。その後、同社は、日本の道路環境など国情に合わせ小型化したものを開発、同社の自動車"スバル"やスクーター"ラビット"を扱う有力ディーラーを中心に販売・サービス網が整備されたこともあり、多くの自治体に採用され、塵芥収集車市場においてシェアトップとなる確固たる地位を築き、塵芥収集車は同社の特殊車両部門の主流製品に成長しました。 現在のラインナップは、2000年にフルモデルチェンジした回転板式塵芥収集車LP0型と、プレス式塵芥収集車のLP38型、粗大ゴミに対応し強力な破砕圧縮能力をもつプレス式塵芥収集車LP50S型があり、排出ガスがクリーンで環境対応を考慮したCNGエンジンを搭載したモデルもあります。 富士重工業は、塵芥収集車を始めとする様々な環境機器の製造を車両環境事業本部で行っており、この事業を通じて、環境負荷の少ない循環型社会の構築に貢献しております。 |
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