富士重工業 母屋拡張型介護住宅 |
「フジ介護ルーム“やさしい家族”」を発売 |
富士重工業(田中 毅社長)は、自宅の敷地内で母屋に接続して設置できる母屋拡張型介護住宅「フジ介護ルーム“やさしい家族”」を、本日より発売する。
今回発売する「フジ介護ルーム“やさしい家族”」は、在宅介護を目的としたユニットタイプの平屋住宅で、母屋に接続して使用する構造となっている。ユニットは、2m×4mユニットと2m×2mユニットの2種類があり、それぞれに寝室、居間、浴室、トイレなどの用途別ユニットが設定されている。これらのユニットを用途に合わせて、また敷地に合わせて、自由に組み合わせることで多彩なレイアウトに対応する。ユニットの床には段差がなく、車椅子による移動が無理なくできる設計となっているほか、要望に合わせて、ベッドから浴室やトイレなどへの移動用天井吊り下げリフト(オプション設定)の取り付けなども可能である。この「フジ介護ルーム“やさしい家族”」を母屋へ繋げることで、在宅介護のための増改築をせずに、少ない費用負担で介護環境を用意することができる。
販売は、富士重工業の契約販売店を通じて、個人の他、地方公共団体、各種介護事業者、医療機器販売会社などを対象にする。価格は、2m×4mユニットのバス・トイレ棟が1,980千円(レンタルで利用する場合、月額33千円程度)、2m×4mユニットのバス・トイレ棟、ユーティリティ棟、出入口棟 の3つを連接した仕様が、連棟費用込みで3,480千円(レンタルで利用する場合、月額58千円程度)(いずれも関東地区でのメーカー希望小売価格、消費税、工事費、輸送費別、レンタル価格は販売店により異なるため参考値)。平成12年3月までは関東1都6県限定での試行販売とし、4月より全国に販売地域を拡大、平成12年度には全国で1,200棟の販売を目指す。
富士重工業は、バスボディの生産技術を応用して昭和46年にユニットハウスの製造・販売を開始。事務所、宿舎、勉強部屋、店舗などの分野で活用され、豊富なバリエーションと施工性・居住性の良さで好評を得てきた。今回の「フジ介護ルーム“やさしい家族”」は、そのユニットハウスの技術を活用し、福祉に役立つ商品開発に取り組んだものである。
なお富士重工業の福祉事業としては、自動車事業部門において、軽自動車のプレオにウイングシート リフトタイプ、サンバーに電動リフター、ウイングシート リフトタイプ、ストレッチャー、ウイングステップと5タイプの福祉車両「トランスケアシリーズ」を設定、販売している。またバス・ハウス事業部門ではノンステップバスを製造・販売している。今回の「フジ介護ルーム“やさしい家族”」の販売はこれに続くものとなる。
【商品概要】
・母屋に接続して部屋数を増やす母屋拡張型介護ルーム
・バリアフリー設計で、車椅子でも自由に動き回れる余裕のスペース
・ユニットは、組み合わせ自由で、狭い敷地でも設置可能
・要介護者の介護度や好みに合わせて、浴槽の位置をユニット内で自由に変更可能
・必要とするユニットを、必要な期間だけレンタルで利用できる
・基礎工事(約4日間)が完了すれば、本体はわずか1日で設置完了
・手すり、介護リフトなどの取り付け、介護用ベッド、切妻屋根、床下暖房など、豊富なオプション設定
【メーカー希望小売価格(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬)】 <消費税含まず>
(単位:千円) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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注. | ユニットを連棟する場合の連棟費用、輸送費及び付帯工事に伴なう費用は別途必要 上記レンタル価格については、販売店により異なるため、参考値(月額) 積雪地(積雪30cm以上)・ 寒冷地向けは、平成12年10月以降発売の予定 |
以上
■商品についてのお問い合せは下記までお願いいたします。
富士重工業株式会社バス・ハウス事業本部福祉グループ 担当:伊東・中村 TEL0270-21-2023 |