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平成12年11月17日

富士重工業 回転板式塵芥収集車をフルモデルチェンジ  
「フジマイティー LP 0型シリーズ」を発売

 富士重工業(田中 毅社長)は、このたび、回転板式塵芥収集車を10年2ヵ月ぶりにフルモデルチェンジ、「フジマイティー LP 0型シリーズ」と名づけ、第一弾である2トン車ベースのLP 400型を全国のフジマイティー特約店39社を通じて発売する。

 今回発売する「フジマイティー LP 0型シリーズ」は、回転板式塵芥収集車のトップブランドである「フジマイティー LP 8型シリーズ」の後継機種として、低騒音、架装部分の高リサイクル率(当社基準による算出)、積み込み性能の向上、作業の安全性およびメンテナンス性の向上などを実現するとともに、デザインを一新したモデルとなっている。

 富士重工業では、西暦2000年に発売することを記念して、この新型フジマイティーを0型と名づけ、2トン車ベースのLP 400型を皮切りに、平成13年3月までに4トン車ベース、3.5トン車ベースの各型式の発売を予定しており、平成12年度にはシリーズ全体で180台の販売を目指している。

 富士重工業の車両環境事業本部が扱う塵芥収集車フジマイティは、国内トップシェアを誇り、昭和37年に国産初の塵芥収集車の生産を開始して以来、今までに約49千台の実績がある。

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LP400型

 

 

【主要諸元(LP400型)】

 ・架装車体 国内シャシーメーカー各社 2トン車クラス
 ・荷箱容積 4.3m3
 ・荷箱寸法 長さ2,230mm×幅1,760mm×高さ1,215mm
 ・積込方法 回転板式積込、ダンプ式排出
 ・積込時間 10~13秒
 ・排出時間 約16秒
 ・排出方式 ダンプ式
 ・投入口幅 1,430mm

 

【開発のポイント】
     
1.

環境対応

大容量油圧ポンプの採用により、収集作業時の騒音を抑え、従来車比5dBダウン(当社比)64dB(後方5m位置)を達成。

架装部分のリサイクル率95%を達成(当社基準による算出)。

 

2.

積み込み性能の向上

回転板式積込方式において、積み込み時の作業性向上を図るときの課題であった回転パネルの垂れ下がりを、新開発の防止機構(特許出願中)により解決。
フルオートダブルプッシュ制御(特許出願中)の採用により、廃棄物の負荷に応じた積み込み動作の自動化を実現。
     
3.

安全性、メンテナンス性の向上

  油圧集積バルブを床下に集中配置し、メンテナンス性を向上。
  デジタル制御を全面的に採用し、確実な故障判断を実現。
 
積込作業中表示灯を運転室内に設定(特許出願中)し、運転席での作業状況確認を実現。
     
4.

デザインの一新

  ワンボックス車タイプのアクセントラインをボディーに採用。
  テールゲートサイドのフルカバー(ABS樹脂)化。
  街に合う、ソフトですっきりしたデザインの採用。
     

 

■お問い合せは下記までお願いいたします
    富士重工業株式会社車両環境事業本部 環境システム部
    TEL028-684-7821

 

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